「正欲」朝井リョウ 感想

おはようございます、すとろです。

久しぶりに小説を読みました。

自分では手に取らない本ですが、
おすすめされたので読んでみました。

自分の知らない世界

まず「こんな人がいるんだなぁ」と。

全く想像の域を超えていました。

でも

私の理想の世界にはつながります

一緒には住んでいませんが、重度自閉症の息子がいます。

「受け入れなくてもいいから
そんな人がいて当たり前の世の中になって欲しい」

と、ずっと思っていました。

この小説の登場人物も、私の言う
「そんな人」
の一部なんだ、って。

好き嫌いは置いておいて
「こんな人もいるんだなぁ」
、認知してほしいです。

犯罪、となると話が違いますが
この小説のメインの登場人物は「冤罪」です

印象に残った文章

私がずっと前から感じていたことが
この小説に書いてあり、ズンっときました。

みんな本当は、気付いているのではないだろうか。
自分はまともである、正解であると思える唯一の依り所が
「多数派である」という矛盾に。
3分の2を2回続けて選ぶ確率は9分の4であるように、
「多数派にずっと立ち続ける」事は立派な少数派であることに。

私の人生は少数派だと思っています

私は「自称一匹狼タイプ」です。

でもいつも心のどこかで
「本当に普通の人って逆に変人ではないか?」
「そもそも普通ってなんだ?」
、って常に感じています。

周囲から確認できれば、まとも側の人間・多数派?

私から見れば「混乱の域」です
自分を持て、と。

よく言う「承認欲求」でしょうか?

日本人に多いイメージです

まとめ

自分や世間を考えるきっかけになる本だと思いました。

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